アパート建築費6000万は、選ぶ会社と間取り次第で戸数が最大4倍以上変わる

神奈川県横浜市(郊外)在住の40代・男性(2026年9月)
相続した実家の土地にアパートを建てたいのですが、用意できる予算は6000万円ほどです。この金額で本当にちゃんとした規模のアパートが建つのか、それとも大した規模にならないのか、正直まったく見当がつきません。
アパート建築費6000万円という予算を前に、こうした不安を持っている方は少なくありません。この記事では、6000万円で建てられる規模・内訳・自己資金の目安をまず確認したうえで、「その6000万円という金額が、会社や構造の選び方次第でどれくらい変わるのか」という、多くの記事が答えていない部分まで踏み込んで解説します。読み終える頃には、自分の6000万円という予算が妥当なのかどうか、次に何を確認すればよいのかが具体的にわかっている状態を目指します。
アパート建築費6000万で建つ規模、内訳を見誤ると自己資金が変わる
構造別に見る、6000万円で建てられる規模の目安
アパート建築費は「坪単価×延床面積」で大きく決まります。構造によって坪単価の水準が異なるため、同じ6000万円という総額でも、選ぶ構造によって延床面積・戸数の目安は変わってきます。
| 構造 | 坪単価の目安 | 6000万円での延床面積目安 | 戸数目安(ワンルーム換算) |
|---|---|---|---|
| 木造 | 70万〜100万円/坪 | 約60〜85坪 | 約8〜11戸 |
| 軽量鉄骨造 | 80万〜108万円/坪 | 約55〜75坪 | 約7〜9戸 |
| 重量鉄骨造 | 90万〜140万円/坪 | 約43〜66坪 | 約5〜7戸 |
| RC造 | 90万〜140万円/坪 | 約43〜66坪 | 約5〜7戸 |
※坪単価は複数の建築会社・比較サイトが公表している相場情報をもとにした目安です。実際の建築費は、前面道路の幅員、地盤改良工事の有無、建材・設備のグレードによって大きく変動します。
表からもわかるとおり、木造は坪単価が抑えられる分、6000万円でより広い延床面積・多い戸数を確保しやすい構造です。一方でRC造・重量鉄骨造は坪単価が高いため、同じ6000万円でも延床面積は木造の6〜7割程度にとどまります。ただし、後述するとおり法定耐用年数や家賃の取りやすさはRC造・鉄骨造のほうが有利な面もあるため、単純に「木造が得」とは言い切れません。
建築費6000万円の内訳と、自己資金の目安
アパート建築費6000万円のうち、実際に建物本体に使われる金額は総額の全てではありません。内訳を把握しておかないと、着工後に「思ったより自己資金が足りない」という事態になりかねません。
自己資金の目安は、総事業費の15〜20%程度、6000万円であれば900万〜1,200万円が一つの基準とされています。自己資金比率が低いほど返済負担が重くなり、空室が発生した際のキャッシュフローが厳しくなるため、金融機関の融資審査でも自己資金比率は重要な判断材料になります。
6000万円というその金額、相場に対してどう位置づくか
ここまでで「6000万円で何が建つか」は把握できました。しかし、多くの方が本当に知りたいのは、その先にある「この6000万円という金額は、相場に対して高いのか、妥当なのか、それとも安めなのか」という一次判断です。
イエウール土地活用に掲載されているオーナー事例データを見ると、この疑問に答えるヒントがあります。
【調査結果】オーナー事例に占める建築費用帯別の件数分布
イエウール土地活用に掲載されているオーナー事例(34件)を建築費用帯別に集計したところ、6000万円を含む「5000万〜8000万円」帯は全体の20.6%でした。最も多いのは1億円を超える大規模事例(35.3%)で、次いで3000万円未満の小規模事例(26.5%)が続きます。
※イエウール土地活用のオーナー事例データ(34件、2023年5月〜11月投稿分)を建築費用帯で分類し集計。内訳は「1億円超」35.3%(11件)、「3000万円未満」26.5%(9件)、「5000〜8000万円」20.6%(7件)、「3000〜5000万円」17.6%(6件)。
担当者
6000万円帯は極端に多いわけでも少ないわけでもない、中間的な位置づけなのですね。この差はどこから来るのでしょうか。
アドバイス
アドバイザー(年間5000人を越える土地活用の相談実績あり)
「1億円超の事例が最も多いのは、都市部の広い土地を相続された方や、複数棟をまとめて建て替える方が一定数いらっしゃるためです。6000万円帯は、比較的コンパクトな土地でしっかり収益化したいという方に多い印象です。金額の大小そのものより、土地の広さや目指す戸数とのバランスが取れているかのほうが重要だと感じています。」
担当者
土地の広さとのバランスが大事なのですね。具体的には、どのように確認すればよいのでしょうか。
アドバイス
「私が相談を受ける際は、まず土地の広さと欲しい戸数を伺い、そこから逆算して6000万円という金額が土地に対して重すぎないか・軽すぎないかを一緒に確認するようにしています。同じ6000万円でも、狭い土地に無理に詰め込もうとすると割高になりますし、広い土地に対して控えめな計画だと収益機会を逃すことになるので、まず土地条件とのバランスを見るところから始めることをお勧めしています。」
なお、出現頻度が中間的だからといって、収益性まで平均的とは限りません。後述するとおり、イエウール土地活用のオーナー事例(5000万〜7000万円帯)の表面利回りは平均9.3%で、アパート経営の表面利回りの目安として一般的に語られる8〜10%のレンジに収まっています。つまり6000万円帯は、件数の頻度だけでなく、実際に建てたオーナーの収益実績で見ても「極端に不利でも有利でもない、堅実に成立しやすい価格帯」と言えます。
まとめ:6000万円という金額を判断する視点
- 6000万円帯(5000〜8000万円)は全体の20.6%で、極端に多くも少なくもない中間的な位置づけ
- 金額の大小だけでなく、土地の広さ・目指す戸数とのバランスが妥当性を左右する
- 次の章では、実際に6000万円前後で建てられたオーナーの実例をもとに、会社や構造による違いを具体的に見ていきます
アパート建築費6000万は会社・構造次第で建てられる戸数が最大4倍以上変わる
同じ6000万円前後でも、建てられる戸数はここまで違う
「6000万円あれば、だいたいこれくらいの規模が建つはず」というイメージは、実際のオーナー事例と照らし合わせると大きく崩れることがあります。イエウール土地活用に掲載されているオーナー事例データから、建築費用が5000万〜7000万円の実例を全て抽出し、比較しました。
| 建築費用帯 | エリア | 会社名 | 構造 | 土地面積 | 戸数 | 表面利回り |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 5000万〜6000万円 | 愛知県名古屋市 | 東建コーポレーション | 木造 | 〜200㎡ | 6戸 | 10.5% |
| 5000万〜6000万円 | 栃木県小山市 | ミサワホーム | 鉄骨造 | 200㎡超 | 8戸 | 7.88% |
| 5000万〜6000万円 | 静岡県浜松市 | セキスイハイム | 木造 | 〜200㎡ | 6戸 | 12.5% |
| 6000万〜7000万円 | 千葉県千葉市 | ミサワホーム | RC造 | 〜120㎡ | 18戸 | 7.8% |
| 6000万〜7000万円 | 東京都練馬区 | 大和ハウス工業 | RC造 | 200㎡超 | 4戸 | 8% |
※イエウール土地活用のオーナー事例データ(2023年投稿分)より、建築費用が5000万〜7000万円の実例5件を抽出。土地面積・戸数・利回りはご本人から提供いただいた情報に基づきます。
ここで注目したいのは、千葉市の事例(土地面積〜120㎡・18戸)と練馬区の事例(土地面積200㎡超・4戸)です。練馬区の事例のほうが土地面積は大きいにもかかわらず、戸数は千葉市の事例の4分の1以下にとどまっています。同じ「6000万〜7000万円・RC造」という条件でも、土地の形状や間取り設計の考え方によって、建てられる戸数はここまで変わります。
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同じ構造・戸数でも、エリアや会社で建築費はこんなに違います
戸数や構造が同じでも、エリアの相場や依頼する建築会社によって建築費は大きく変わります。
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戸数の差はどこから生まれるのか
- 間取りの選び方
ワンルーム中心にするか、ファミリー向けの広い間取りにするかで、同じ延床面積でも戸数は大きく変わります。判断に迷う場合は、ワンルーム案とコンパクトな1LDK案の2パターンを同じ会社に見積もってもらい、戸数と想定家賃収入の両方を比較すると判断しやすくなります。 - 土地の形状
整形地か旗竿地か、接道条件がどうかによって、有効に使える延床面積が変わります。測量図または法務局の公図を取り寄せ、接道幅・建ぺい率・容積率を事前に確認しておくと、会社の提案が妥当な数字かを自分でも照らし合わせられます。 - 会社の設計提案力
同じ土地・同じ予算でも、会社によって「この形状ならこう配置する」という提案の引き出しの多さに差があります。最低2社に同一条件(土地面積・予算・希望戸数)を伝え、提案された戸数と間取り図を並べて比較することが、差を見極める具体的な方法です。
実際にどんな人が、どんな立地条件で、どちらの選び方をしているのでしょうか。千葉市の方(相続した土地、立地は「そこまで良くない」と自認)は、4社に相談したうえで「有能な土地活用プランナーが在籍する会社」を選び、家賃を相場よりやや抑えて稼働率を優先する方針で18戸まで戸数を伸ばしました。一方、練馬区の方は、当時専業農家で不動産投資の経験がまったくなく、相談したのは2社のみ。「規模的にも大きく信頼ができそう」という安心感を重視して大和ハウス工業を選び、一括管理で手間をかけない堅実な4戸のプランに落ち着いています。同じRC造・同じ予算帯でも、比較検討にかけた労力と、優先したいもの(稼働率重視か、手間をかけない安心感重視か)が違えば、たどり着く戸数はここまで変わります。
栃木県小山市の実例(ミサワホーム・鉄骨造・8戸・5000万〜6000万円帯)も同様の傾向を裏づけています。この方は「4社に相談し、地元の大手数社の建設費用をしっかり比較した」うえで会社を決めており、周辺人口の増加を見込んで戸数を積極的に増やす方針を取っています。比較検討に時間をかけた方ほど、戸数を積極的に伸ばす提案を引き出せている実例が多い、という傾向が見えます。
担当者
会社によって提案力に差があるとのことですが、具体的にはどうやって見極めればよいのでしょうか。
アドバイス
「私が相談を受ける際は、1社の提案だけで判断せず、同じ土地・同じ予算条件を複数社に伝えて、それぞれどんな戸数・間取りを提案してくるかを比較するようお伝えしています。実際に、最初に相談した1社では4戸という提案だったものが、別の会社の提案では6戸まで増やせたというケースも見てきました。1社目の提案をそのまま鵜呑みにしないことが、規模を見誤らないための一番の近道だと感じています。」
構造タイプで見る、6000万円前後の実例の傾向
先ほどの5件の実例を構造別に見ると、RC造が最も多く、木造・鉄骨造がそれに続きます。
【調査結果】6000万円前後の実例に占める構造タイプの内訳
建築費用5000万〜7000万円の実例5件のうち、RC造が3件(60%)を占め、木造・鉄骨造がそれぞれ1件(各20%)でした。表面利回りの平均は5件で9.3%となっています。
※イエウール土地活用のオーナー事例データより、建築費用5000万〜7000万円の実例5件を対象に集計。構造の内訳はRC造60%(3件)、木造20%(1件)、鉄骨造20%(1件)。表面利回りは7.8%・10.5%・8%・7.88%・12.5%の単純平均。
サンプル数は5件と多くはありませんが、実際にこの価格帯で建築されたオーナーの多くがRC造を選んでいるという傾向が見えます。ここまでの5件はいずれも大手ハウスメーカーの実例でしたが、坪単価を抑えられるローコスト系の会社を選んだ場合、同じ6000万円でどこまで規模が変わるのかも気になるところです。
参考|ローコスト系の会社で建てた場合の試算
参考情報:イエウールの実績データと公開相場をもとに編集部が試算
ローコスト系の会社は、木造アパートの坪単価がおおむね55万〜65万円/坪程度になることが多いとされています。本記事冒頭の坪単価目安表(木造70万〜100万円/坪)よりも抑えられるため、仮に坪単価55万円/坪で試算すると、6000万円で確保できる延床面積は約109坪となり、本記事のワンルーム換算(延床面積÷約7.6坪)に当てはめると、戸数はおよそ13〜14戸相当になる計算です。
| 会社タイプ(試算) | 坪単価目安 | 延床面積目安 | 戸数目安 |
|---|---|---|---|
| ローコスト系(木造・試算) | 55万〜65万円/坪 | 約92〜109坪 | 約12〜14戸 |
| 大手ハウスメーカー(木造・実例平均) | 70万〜100万円/坪 | 約60〜85坪 | 約8〜11戸 |
※大手ハウスメーカーの行は、イエウール土地活用のオーナー事例データ(5000万〜7000万円帯・木造2件平均)を参考値として記載しています。ローコスト系の行は、その実績データと、坪単価に関する公開相場情報とを編集部が組み合わせて試算した参考値です。実際の坪単価は会社・地域・仕様のグレードによって変動するため、確定的な数値ではなく規模感の目安としてご覧ください。
アドバイス
「私が相談を受ける際は、大手ハウスメーカーの見積もりしか見ていない方には、必ずローコスト系の会社にも一度声をかけてみるようお伝えしています。坪単価の差がそのまま戸数の差につながるケースが多く、同じ6000万円でも選択肢を広げる価値は十分にあると感じています。ただし、坪単価が下がる分、標準仕様や保証内容が簡素になる場合もあるため、金額だけで決めず仕様の違いも確認することをお勧めしています。」
次の章では、実際に取得できているオーナー事例を詳しく見て、自分の条件と照らし合わせてみましょう。
アパート建築費6000万の実例を自分の条件で確認する
千葉市の実例|18戸・表面利回り7.8%
このケースで確認してほしいのは、限られた土地面積でも間取りの工夫次第で戸数を大きく伸ばせるという点です。
土地活用をするにあたり4社ほどに相談しました。その中でも3回目に相談をした不動産会社には有能な土地活用プランナーが在中しており、土地活用初心者の私でも分かりやすいように詳しく教えてくれたのでその会社に決めました。
この方の体験談を読む →※イエウール土地活用のオーナー事例データより。掲載している費用・利回り等の数値はご本人から提供いただいた情報に基づき、個人が特定できないよう加工しています。
この事例から読み取れるのは、120㎡程度とコンパクトな土地でも、構造と間取りの工夫次第で18戸という規模を実現できるということです。複数社に相談し、提案内容を比較したことが、規模の最大化につながっています。
アドバイス
「実際に相談を受けた際は、まず土地の形状を測量図で確認し、その形状で最大何戸まで詰め込めるかを複数パターンで試算するようにしています。1パターン目の提案で満足せず、少なくとも2〜3パターン比較することをお勧めしています。」
練馬区の実例と、自分の土地に近い実例を探す
次の事例が裏付けているのは、土地面積が大きくても、必ずしも戸数を最大化する設計になるとは限らないという点です。
アパートを建てるにあたって2社ほどに相談をしましたが、ダイワハウスさんのほうが規模的にも大きく信頼ができそうだったのが決め手となります。私共は当時専業農家で不動産投資の経験は全くありませんでしたが、担当者の方がローンのシミュレーションや毎月の賃料などを的確に算出してくれたおかげで不安材料は…
この方の体験談を読む →※イエウール土地活用のオーナー事例データより。掲載している費用・利回り等の数値はご本人から提供いただいた情報に基づき、個人が特定できないよう加工しています。
この事例から読み取れるのは、200㎡を超える広い土地であっても、当時の担当者との相談を経て「戸数を抑えて確実性を重視する」計画に落ち着くケースもあるということです。広い土地だからといって、必ずしも戸数の最大化が正解とは限りません。
今日はよろしくお願いします。6000万円という予算で相談に来られる方は、実際どのような不安を持たれていることが多いですか。
正直に言うと、この記事の早見表を見て、自分の土地だと4戸なのか18戸なのか見当がつかず不安になりました。1社に相談してみて「4戸ですね」と言われたら、それを信じるしかないのでしょうか。
1社の回答だけで判断するのは避けたほうがよいです。具体的な数字を伺えれば目安をお伝えできますが、土地の面積とお持ちの自己資金はどのくらいでしょうか。
土地は150㎡ほどで、自己資金は800万円くらい用意できそうです。
その条件であれば、記事内の千葉市の事例(〜120㎡でRC造・18戸)に近い規模感が狙える可能性があります。自己資金800万円は6000万円の約13%にあたり、目安の15〜20%よりやや低めなので、その点は複数社に伝えて融資条件を確認することをお勧めします。
1社の回答を鵜呑みにせず、具体的な条件を伝えて複数社に確認してみます。少し見通しが立った気がします。
担当者
実際にイエウール土地活用へのご相談でも、「最初に話を聞いた会社の提案が、他と比べて良いのか悪いのか判断できない」というお悩みは日々多く寄せられています。そうした比較のご相談にも、無料でお応えしています。
自分の土地に近い実例を、事例診断で確認する
ここまで、千葉市・練馬区という2つの実名事例を確認しました。とはいえ、この2件だけでは自分の土地に近いケースかどうか判断しきれない、という方も多いはずです。前の章に設置した診断ツール(写真のイメージを選ぶだけで、数値入力なしに条件が近い事例を絞り込めるツール)もあわせて使うことで、この記事で紹介しきれていない他の実例の中から、自分の条件により近いものを探せます。
アパート建築費 事例診断
建てたいアパート、いくらで建つ?
この外観、イメージに近い?
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診断結果
あなたが想像しているのは、こんなアパート
建築費・会社名の詳細を確認するには、お客様情報の入力が必要です
最後に2つだけ教えてください
知りたかった情報(建築費のイメージ)は見つかりましたか?
具体的に何が知りたかったですか?(いくつでも選べます)
提示した3件の実例は参考になりましたか?
どんな事例だと参考になりそうですか?(いくつでも選べます)
ご回答ありがとうございました!
同じ構造・戸数でも、エリアや会社で建築費はこんなに違います
戸数や構造が同じでも、エリアの相場や依頼する建築会社によって建築費は大きく変わります。
「自分の土地のエリア」で建てたらいくらになるかは、実際に会社を比較してはじめて分かります。
無料・入力1分/お持ちの土地のエリアに対応する会社の建築費プランをまとめて比較できます
アドバイス
「目安として、事例を1件だけ見て終わりにせず、自分の条件に近い事例を2〜3件見比べたうえで、気になった条件を複数社に伝えて具体的な提案をもらう、という順番をお勧めしています。」
アパート建築費6000万から検討したい隣接予算との比較
6000万円という予算は固定ではなく、自己資金の積み増しや借入額の調整によって変動する余地があります。実際に、隣接する予算帯で建てられたオーナーの実例を見ると、単に「予算が増えれば規模も比例して大きくなる」わけではないことが分かります。
予算を5000万円に抑えると何が変わるか
イエウール土地活用のオーナー事例のうち、建築費用5000万〜6000万円帯の実例を見ると、戸数は6戸〜8戸、表面利回りは7.88%〜12.5%(3件平均10.3%)という結果でした。
当初、3社で悩んでいましたが、たまたま現場の作業員の方と話す機会があり、一番評判が良く待遇の面でよかった東建コーポレーションと契約することを決めました。
この方の体験談を読む →元々サラリーマン時代によく一緒に業務をしていた企業ですので、その他と検討することなく決定しました。とにかく法令やコンタクトの取り方が非常に上手であり、こちらが要望していた書類等のやり取りについても…
この方の体験談を読む →※イエウール土地活用のオーナー事例データより。建築費用5000万〜6000万円帯の実例から2件を抜粋。
この2件に共通しているのは、比較検討にあまり時間をかけていない点です。名古屋市の方は「たまたま現場の作業員の方と話す機会があり」決めており、浜松市の方は「元々サラリーマン時代によく一緒に業務をしていた企業」に一任して他社とは比較していません。6000万円帯の実例(千葉市・練馬区)が複数社を比較していたのとは対照的に、5000万円帯では既存の縁故・信頼関係を優先して決めるケースが目立ちます。予算を抑える場合ほど、意識的に複数社へ声をかける一手間が、規模や利回りの差につながる可能性があります。
より詳しい規模・自己資金の目安は、以下の記事で確認できます。

予算を8000万円まで広げると何が変わるか
予算を8000万円まで広げれば戸数も比例して増えると考えがちですが、実例を見るとそう単純ではありません。建築費用7000万〜9000万円帯の実例3件では、戸数は4戸〜12戸、表面利回りは2%〜12.5%(3件平均6.7%)と、かえって6000万円帯(千葉市・18戸)より戸数が少ない実例もありました。
アパート経営を進める中で、最終的に2社と比較検討を行いましたが、最終的に大東建託株式会社と契約をしました。理由としては、契約に必要な事や管理運営に関する決め事や内容が非常にしっかりとしていたこと…
この方の体験談を読む →再開発の途中だったため、役所とのやりとり等もあり少し面倒くさいなと思っていたのですが、そういったことも率先して対応してくださったのが積水ハウスさんでした。数社に相談しましたが、他の会社さんは建てる前の諸々にはノータッチでした…
この方の体験談を読む →※イエウール土地活用のオーナー事例データより。建築費用7000万〜9000万円帯の実例から2件を抜粋。
名古屋市の実例(7000万〜8000万円・4戸)は、6000万円帯の千葉市の実例(18戸)よりも予算が大きいにもかかわらず、戸数はむしろ少なくなっています。この方は「ダイワハウス」ではなく大東建託を選んだ理由として「保証会社の補償内容が本当に良いものであり、安心して運営をできると思った」ことを挙げており、戸数の最大化よりも空室保証などの安心材料を優先した結果と考えられます。予算を増やすこと自体が規模の拡大を保証するわけではなく、何を優先するかによって同じ予算でも結果は変わります。
より詳しい規模・収支イメージはこちらから確認できます。

また、より広い金額帯を横断して相場妥当性を確認したい場合は、こちらの記事もあわせてご覧ください。金額帯ごとの傾向を比較することで、6000万円という予算が自分にとって本当に妥当かどうかの判断材料が増えます。

アパート建築費6000万に関するよくある質問
Q1. アパート建築費6000万円で自己資金はいくら必要ですか
目安は総事業費の15〜20%程度で、6000万円であれば900万〜1,200万円です。ただし、土地を担保にできる場合や他の収入との合算で審査される場合は、この目安より少ない自己資金でも融資を受けられるケースがあります。1行の回答だけで判断せず、複数の金融機関に条件を確認することをお勧めします。
Q2. アパート建築費6000万円は会社によってどれくらい差が出ますか
イエウール土地活用のオーナー事例では、同じ6000万円台・同じRC造という条件でも、戸数が4戸から18戸まで、4倍以上の差が出ている実例があります。ただし今回確認できた5件はいずれも大手ハウスメーカーの実例で、地域の工務店やローコスト系の会社は含まれていません。坪単価を抑えられるローコスト系の会社であれば、同じ6000万円でさらに戸数を伸ばせる可能性もあるため、大手だけでなく地域の工務店・ローコスト系の会社も候補に加えて比較すると、規模の選択肢がさらに広がります。
まとめ|6000万円という予算を、実例と比較しながら判断する
アパート建築費6000万円で建てられる規模は、構造の選び方で坪単価が変わるだけでなく、同じ構造・同じ予算帯でも会社や間取りの設計によって戸数が4倍以上変わることがあります。イエウール土地活用のオーナー事例を見ても、6000万円という金額自体は極端に多くも少なくもない中間的な水準であり、大切なのは金額そのものよりも、土地の広さ・目指す戸数とのバランスです。
大手ハウスメーカーだけでなく、地域の工務店やローコスト系の会社まで視野を広げて提案を集めることで、6000万円という予算で狙える規模の上限がより具体的に見えてきます。今すぐ建てると決めていない場合でも、活用・売却を含めた選択肢を並べておくことで、次に取るべき行動が見えてきます。