首都圏(東京都以外)のアパート建築費用はいくら?(30坪・70坪・120坪)

首都圏(神奈川・埼玉・千葉など)は東京都より坪単価が1〜2割低く、賃貸需要も安定しています。都心へのアクセスが良い駅徒歩圏の土地では、高い入居率を維持しやすい環境です。
首都圏(東京都以外)のアパート建築費相場
首都圏(神奈川・埼玉・千葉など)は東京都より坪単価が1〜2割低く、賃貸需要も安定しています。都心へのアクセスが良い駅徒歩圏の土地では、高い入居率を維持しやすい環境です。
| 延べ床面積 | 木造(80万円/坪) | 軽量鉄骨(112万円/坪) | 重量鉄骨(128万円/坪) |
|---|---|---|---|
| 36坪(土地30坪目安) | 2,880万〜3,744万円 | 4,032万〜5,242万円 | 4,608万〜5,990万円 |
| 72坪(土地60坪目安) | 5,760万〜7,488万円 | 8,064万〜1億483万円 | 9,216万〜1億1,981万円 |
| 120坪(土地100坪目安) | 9,600万〜1億2,480万円 | 1億3,440万〜1億7,472万円 | 1億5,360万〜1億9,968万円 |
出典:国土交通省「建築着工統計調査 住宅着工統計(2023年)」のエリア別構成比をもとに、2025年全国平均水準へ換算してイエウール編集部が作成。建築工事届に記載された工事費予定額から算出した坪単価であり、実際の工事費とは乖離がある場合があります。首都圏(東京除く)の坪単価(木造80万円、軽量鉄骨112万円、重量鉄骨128万円)×延べ床面積×1.3倍(総額)で試算。
首都圏(神奈川・埼玉・千葉)のアパート建築費の特徴
「東京は建築費が高いのはわかった。でも、神奈川や埼玉・千葉ならどうなの?」という疑問を持つ方は多いですよね。
結論からいうと、神奈川・埼玉・千葉の3県は東京よりは安いものの、全国平均と比べると依然として高い水準にあります。さらに、同じ県の中でも都心に近いエリアと郊外では建築費に大きな差がある点が首都圏の大きな特徴です。
この章では、3県それぞれの特徴と、エリア内の格差について整理します。
首都圏3県の建築費は「東京に次ぐ高水準」
まず、首都圏全体の建築費の位置づけを確認しましょう。
イエウール土地活用編集部調べでは、2025年のデータによると、鉄骨造プレハブ工法の賃貸アパートの坪単価は、東京の137.0万円に対して、神奈川は128.8万円と全国2位の水準です。首都圏以外の地方都市平均が60〜80万円程度であることを考えると、神奈川単独でも地方の1.5〜2倍近い水準にあることがわかります。
| エリア | 鉄骨造 坪単価(2025年) | 特徴 |
|---|---|---|
| 東京(参考) | 137.0万円 | 全国1位 |
| 神奈川 | 128.8万円 | 全国2位。東京に次ぐ高水準 |
| 埼玉 | 統計上は安め | 木造坪単価は全国でも低水準。ただしエリア格差が大きい |
| 千葉 | RC造は全国2位 | RC造の建築費が突出して高い。木造は比較的安定 |
注意点が1つあります。統計の坪単価はあくまで「本体工事費の目安」であり、付帯工事費や諸費用を含めた実勢価格は1.3倍前後になります。首都圏は仕様水準も高いため、計画段階では余裕を持った試算が必要です。
※RC系建築・経営コンサルティング歴20年以上・累計440件以上の案件支援
「首都圏3県の建築費は、東京より安いからといって油断は禁物です。地方と比べると明らかに高い水準にありますし、エリアによっては東京都内の一部より高くなるケースもあります。重要なのは、建築費そのものより『建築費に見合った家賃収入が見込めるか』です。建築費と家賃のバランスで判断する習慣をつけてください。」

神奈川県:横浜・川崎は東京並み、郊外は別物
神奈川県は、首都圏3県の中で最も建築費水準が高い県です。ただし、同じ神奈川県内でも、横浜・川崎と郊外では費用感がまったく異なります。
横浜・川崎は「東京並み」と考える
横浜市と川崎市は、2025年の公示地価(住宅地)が平均坪単価130万円を超えるエリアです。東京都心へのアクセスが良く、賃貸需要が旺盛なため、建築費水準も東京に近い傾向があります。
特に川崎市は東京都に隣接しており、住宅ニーズが高いことから地価上昇率も高水準が続いています。人件費・施工難度ともに東京23区に近い水準になりやすいエリアです。
- 横浜市北部(青葉区・都筑区・鶴見区など):東京都心へのアクセスが良く、地価・建築費ともに高い傾向。準防火地域の指定も多く、建材コストが上がりやすいです
- 川崎市全域:東京隣接で賃貸需要が旺盛。施工会社の人件費水準も高く、坪単価は東京に近い水準になりやすいです
- 横浜市中心部(西区・中区など):商業地に近いエリアは準防火・防火地域の制限を受けやすく、建材費が上がります
郊外は「コストと家賃のバランス」が鍵
一方、神奈川県の郊外エリア(相模原市・海老名市・厚木市など)は、横浜・川崎と比べて建築費を抑えやすい傾向があります。川崎市と海老名市は直線距離で約30キロしか離れていませんが、平均坪単価が2倍以上違うというデータもあります。
ただし、郊外は家賃相場も低くなる傾向があるため、安く建てられることが必ずしも収益性の高さを意味しません。建築費と予想家賃収入をセットで検討することが重要です。
横浜市特有の注意点として、起伏の多い地形も建築費を左右します。横浜は斜面が多く、土地価格が安く見えても造成工事や擁壁工事で数百万円の追加費用が発生するケースが珍しくありません。土地の購入を検討されている方は、購入前に造成費の概算を確認することが重要です。
※RC系建築・経営コンサルティング歴20年以上・累計440件以上の案件支援
「横浜の土地は『坪単価が安い』と飛びつく前に、必ず地形と法規制を確認してください。斜面地は造成費、高低差のある隣地との間の擁壁工事、がけ条例への対応で、想定外の追加費用が発生することがあります。私の経験では、坪単価が安い土地ほど付帯工事費が高くなるケースが多く、総額で見ると結果的に高くなることもあります。」

埼玉県:東京隣接エリアと北部・西部で大きな差
埼玉県は、木造住宅の坪単価が全国でも低い水準にある県です(2025年の統計では全国最安値圏)。ただし、これは県全体の平均値であり、実態はエリアによって大きく異なります。
「東京隣接の南部」は建築費が高い
川口市・蕨市・戸田市・和光市など、東京都に接する南部エリアは、地価・人件費ともに高い水準にあります。2026年の公示地価では、さいたま市の公示地価が市町村別で全国トップ水準(平均37.9万円/㎡)を記録しています。さいたま市大宮区の坪単価は約264万円と、都心部に匹敵する水準です。
こうした南部・都心近郊エリアでは、人件費の高さに加え、住宅密集地での施工難度が建築費を押し上げる要因になっています。
- 川口市・蕨市・戸田市:東京都に隣接。地価上昇率が高く、施工職人の人件費も東京水準に近い傾向があります
- さいたま市(大宮・浦和):交通の便が良く賃貸需要が旺盛。坪単価は県内でも突出して高く、建築費も高めになりやすいです
- 朝霞市・和光市:東京都心へのアクセスが良く、需要が集中。建築費水準も都心近郊並みです
「北部・西部の郊外」は全国平均並みまで抑えられる
一方、埼玉県の北部(熊谷市・深谷市など)や西部(秩父市など)では、建築費は地方と大きく変わらない水準まで下がります。施工職人の人件費が低く、資材の搬入も比較的容易なため、コストを抑えやすい環境です。ただし賃貸需要が低いエリアも多く、利回りを確保するための入居者確保が難しくなる点には注意が必要です。
埼玉県全体を通じた注意点として、荒川・利根川などの大きな河川沿いや造成地では地盤が軟弱なケースがあります。地盤改良が必要になると100万円以上の追加費用が発生するため、土地の購入前にハザードマップと地盤調査の結果を確認することをおすすめします。
※RC系建築・経営コンサルティング歴20年以上・累計440件以上の案件支援
「埼玉の郊外エリアでアパートを建てる場合、建築費が安いことと収益性が高いことは別の話です。私が支援した案件でも、郊外で安く建てたものの、想定していた家賃が取れず収支が苦しくなるケースがありました。エリアの賃貸需要・家賃水準・空室リスクを事前に確認してから建築費の判断をすることが非常に重要です。」

千葉県:RC造は全国2位の高水準、木造は比較的安め
千葉県の建築費は、構造によって特徴が大きく異なります。
RC造(鉄筋コンクリート造)の住宅建築費は、2025年のデータで坪単価142.4万円と東京(154.8万円)に次ぐ全国2位の高水準です。一方で木造は相対的に安定しており、3県の中では建築費を抑えやすい選択肢があります。
東京近郊エリアは建築費・家賃ともに高い
千葉県の中でも、東京に近い西部エリア(市川市・船橋市・松戸市・浦安市など)は、住宅需要が旺盛で地価も上昇が続いています。施工会社の人件費も東京水準に近く、建築費は神奈川・埼玉の都心近郊と同程度になりやすいエリアです。
- 浦安市・市川市・船橋市:東京都に近く賃貸需要が高い。建築費は都心並みに高くなりやすい一方、家賃も高く取りやすいエリアです
- 千葉市(稲毛区・花見川区など):政令指定都市としての賃貸需要があり、建築費も安定して高め。RC造が特に高い傾向があります
- 柏市・松戸市:TXや常磐線沿線の需要が強く、建築費・家賃ともに比較的高い水準が続いています
房総半島・内陸部は建築費が抑えやすい
千葉県の南部・内陸部(木更津市・茂原市・銚子市など)は、建築費は地方並みに抑えられる一方で、賃貸需要も限定的なエリアが多くなります。観光需要のある一部エリアを除けば、アパート経営には慎重な需要調査が必要です。
千葉県全体で特に注意が必要なのが、液状化リスクです。東京湾岸沿いの埋め立て地(浦安市・千葉市中央区など)は液状化リスクが高く、地盤改良工事が必須になるケースがあります。2011年の東日本大震災では千葉県内でも広範囲に液状化が発生した実績があり、事前の地盤調査と対策費用の見積もりは必ず行ってください。
※RC系建築・経営コンサルティング歴20年以上・累計440件以上の案件支援
「千葉で気をつけていただきたいのは、RC造の建築費が東京に次ぐ水準という点です。RC造のアパートを検討している方は、木造・鉄骨造との建築費の差額が千葉では特に大きくなることを念頭に置いてください。また、液状化リスクのあるエリアでは地盤改良費が大きく膨らみます。地盤調査を契約前に必ず行い、改良費込みの総額で判断することを強くおすすめします。」


首都圏(東京都以外)のアパート建築費想定事例(エリア区分別)
本章では、首都圏(東京都以外)におけるアパートの想定建築事例をまとめました。「エリア区分」や「土地面積」の条件から、ご自身の計画イメージに最も近い実例を探してみてください。なお、建築費や収支データの根拠となる「算定ロジック」については、一覧表の下部にて詳しく解説しています。
| エリア区分 | 坪面積 | 建築費(構造) |
|---|---|---|
| 神奈川県横浜市西区みなとみらい | 55坪 → | 8,800万円(軽量鉄骨造) |
| 神奈川県川崎市中原区武蔵小杉 | 45坪 → | 5,900万円(木造) |
| 埼玉県さいたま市浦和区 | 50坪 → | 7,800万円(軽量鉄骨造) |
| 千葉県千葉市稲毛区 | 60坪 → | 5,700万円(木造) |
| 千葉県船橋市本町 | 40坪 → | 4,400万円(木造) |
| 神奈川県相模原市中央区 | 65坪 → | 5,200万円(木造) |
| 埼玉県川越市脇田町 | 70坪 → | 5,600万円(木造) |
| 千葉県柏市柏 | 55坪 → | 4,700万円(木造) |
💡 本コラムに掲載している事例データの「算出ロジック」と根拠
本コラムに掲載している建築費や坪数の数値は、単なる予測値や理想の金額ではありません。近年の首都圏(東京都以外)における「実際の建築市場トレンド」と「構造別の坪単価相場」をベースに、以下の3つのロジックに基づいてリアルにシミュレーションした数値です。
【1】構造別の「坪単価」の標準ロジック
アパートの建築費は「構造」によって坪単価の目安が大きく変わります。本事例では、昨今の資材高騰の状況を鑑みた、以下のリアルな坪単価ロジックを採用しています。
-
木造アパート:坪単価 約75万〜95万円
(例:川崎市中原区武蔵小杉:45坪 × 坪単価約88万円 = 5,900万円(付帯工事込)) -
軽量鉄骨造アパート:坪単価 約110万〜135万円
(例:横浜市西区みなとみらい:55坪 × 坪単価約115万円 = 8,800万円(付帯工事込))
【2】「主要ターミナル駅近郊」のコスト上振れロジック
一覧表を見ていただくと、同じ構造・同程度の坪数でも横浜・川崎・さいたまといった主要都市のほうが建築費が高くなっていることがわかります。これには以下のような明確な理由があります。
横浜市内や川崎市内など人口密集エリアは、前面道路が狭く大型重機が入りにくいケースが多くあります。資材の小運搬費や交通誘導の警備費が上乗せされ、坪単価を押し上げる要因になります。
主要ターミナル駅周辺の多くは「準防火地域」に指定されており、耐火性能の高いサッシや外壁材の使用が義務付けられています。標準的な郊外エリアに比べて坪単価が10万〜20万円ほど高くなるロジックを反映しています。
【3】「郊外エリア」のスケールメリットロジック
一方で、相模原市・川越市・柏市など郊外エリアの事例では、坪数が大きくなるにつれて「1坪あたりの単価が割安になる(スケールメリット)」という建築の基本ロジックを反映しています。
▼ 設備費の分散と施工効率の向上敷地が広く工事がしやすいことに加え、全体の床面積が広くなることで、キッチンや浴室・トイレといった固定でかかる高額な水回り設備費が全体の坪数で薄まります。広くなればなるほど1坪あたりの単価が抑えられ、総額が現実的な範囲に落ち着く計算ロジックになっています。
8,800万円(横浜市西区みなとみらい・55坪) 軽量鉄骨造 都市近郊・混合型
横浜市西区
みなとみらい
みなとみらい線
「みなとみらい」駅 徒歩11分
建物:1K×8戸+1LDK×2戸(軽量鉄骨3F)
総建築費
8,800万円
自己資金
1,800万円
借入(ローン)
7,000万円
月返済額
23.2万円
想定家賃収入(満室時)
558,000円/月
月次CF(満室時)
+326,000円
※CF=家賃収入-ローン返済額。管理費・修繕費・空室リスク等を別途考慮
※RC系建築・経営コンサルティング歴20年以上・累計440件以上の案件支援
「みなとみらいエリアは再開発が続く横浜随一のビジネス・居住混在エリアで、1LDKを2戸入れた混合型構成は単身ビジネス層と共働きDINKS層の双方を取り込める設計です。軽量鉄骨3階建ては耐久性と資産価値の維持に優れており、満室時の月次CFも32万円超と安定した収益構造になっています。1LDKのターゲットをDINKSかシニアかで先に絞り込み、それに合わせた設備グレードを決めておくと、長期稼働率の維持に大きく効いてきます。」
5,900万円(川崎市中原区武蔵小杉・45坪) 木造 都市近郊・単身型
川崎市中原区
武蔵小杉
JR横須賀線・南武線ほか
「武蔵小杉」駅 徒歩12分
建物:1K×7戸(木造2F)
総建築費
5,900万円
自己資金
1,200万円
借入(ローン)
4,700万円
月返済額
15.6万円
想定家賃収入(満室時)
469,000円/月
月次CF(満室時)
+313,000円
※CF=家賃収入-ローン返済額。管理費・修繕費・空室リスク等を別途考慮
※RC系建築・経営コンサルティング歴20年以上・累計440件以上の案件支援
「武蔵小杉は単身ビジネス層の需要が非常に厚いエリアで、木造2階建て・1K7戸は初期投資を抑えながら高い利回りを狙える王道プランです。月次CFが31万円超というのは45坪・木造としては非常に健全な水準です。ただし木造は法定耐用年数22年を見据えた修繕計画を早期に設定しておかないと、築15年前後で大規模リフォームの判断を迫られるケースが多くなります。単身向けは入退去頻度も高めなため、原状回復費を家賃収入の一定割合で積み立てておく仕組みを最初から組み込んでおくことが長期経営のポイントです。」
7,800万円(さいたま市浦和区・50坪) 軽量鉄骨造 都市近郊・混合型
さいたま市
浦和区
JR京浜東北線
「浦和」駅 徒歩10分
建物:1K×7戸+1LDK×1戸(軽量鉄骨3F)
総建築費
7,800万円
自己資金
1,600万円
借入(ローン)
6,200万円
月返済額
20.6万円
想定家賃収入(満室時)
502,000円/月
月次CF(満室時)
+296,000円
※CF=家賃収入-ローン返済額。管理費・修繕費・空室リスク等を別途考慮
※RC系建築・経営コンサルティング歴20年以上・累計440件以上の案件支援
「浦和は京浜東北線沿線で通勤需要が安定した人気エリアです。1K中心に1LDKを1戸組み込んだ構成は、単身層を主力にしつつ退去の重なりによる収益ブレを最小限に抑えられる実戦的なプランです。軽量鉄骨3階建ては中規模物件の定番構造で、大規模修繕の周期(築15年目安)を計画段階から積立計画に組み込んでおくことが長期保有の生命線になります。月次CFが29万円台というのは50坪規模の軽量鉄骨造として安定した水準です。」
5,700万円(千葉市稲毛区・60坪) 木造 都市近郊・単身型
千葉市稲毛区
JR総武線
「稲毛」駅 徒歩13分
建物:1K×8戸(木造2F)
総建築費
5,700万円
自己資金
1,100万円
借入(ローン)
4,600万円
月返済額
15.2万円
想定家賃収入(満室時)
424,000円/月
月次CF(満室時)
+272,000円
※CF=家賃収入-ローン返済額。管理費・修繕費・空室リスク等を別途考慮
※RC系建築・経営コンサルティング歴20年以上・累計440件以上の案件支援
「千葉市稲毛区は大学・医療施設が集積するエリアで、1K単身向けの賃貸需要が安定しています。60坪・木造2階建て・8戸という構成は建築費を抑えながら戸数を確保できる効率的なプランで、月次CFも27万円台と堅実な水準です。木造アパートは建築コストの低さが最大の強みですが、耐用年数22年を踏まえた修繕積立を早期に始めておくことが長期経営の安定に直結します。学生・医療従事者をターゲットにする場合は、入退去のサイクルに合わせた募集タイミングの管理が稼働率維持のカギになります。」
4,400万円(船橋市本町・40坪) 木造 近郊・単身型
船橋市本町
JR総武線・東武野田線
「船橋」駅 徒歩12分
建物:1K×6戸(木造2F)
総建築費
4,400万円
自己資金
900万円
借入(ローン)
3,500万円
月返済額
11.6万円
想定家賃収入(満室時)
330,000円/月
月次CF(満室時)
+214,000円
※CF=家賃収入-ローン返済額。管理費・修繕費・空室リスク等を別途考慮
※RC系建築・経営コンサルティング歴20年以上・累計440件以上の案件支援
「船橋市は総武線・東武野田線の2路線利用で都心へのアクセスが良く、単身層の賃貸需要が安定したコストパフォーマンスに優れたエリアです。40坪・木造2階建て・1K6戸という構成は自己資金900万円と参入ハードルが低く、初めてアパート経営に挑戦する方に向いたプランといえます。月次CFが21万円台と一定の余裕はありますが、6戸という規模では1戸あたりの空室インパクトが大きいため、繁忙期(1〜3月)の入居募集に集中できる管理体制を整えておくことが安定経営の近道になります。」
5,200万円(相模原市中央区・65坪) 木造 郊外・ファミリー混合型
相模原市中央区
JR横浜線
「相模原」駅 徒歩14分
建物:1K×5戸+1LDK×2戸(木造2F)
総建築費
5,200万円
自己資金
1,000万円
借入(ローン)
4,200万円
月返済額
13.9万円
想定家賃収入(満室時)
345,000円/月
月次CF(満室時)
+206,000円
※CF=家賃収入-ローン返済額。管理費・修繕費・空室リスク等を別途考慮
※RC系建築・経営コンサルティング歴20年以上・累計440件以上の案件支援
「相模原市は土地の取得コストが比較的抑えられ、1Kと1LDKを組み合わせた混合型は単身層とファミリー・DINKS層を同時に取り込めるリスク分散に優れた構成です。郊外エリアは入居募集期間が都市部より長くなりやすい傾向があるため、駐車場の有無や周辺の生活利便性を設計段階でしっかり確認しておくことが満室経営への近道になります。月次CFが20万円台というのは65坪・木造としては現実的かつ安定した水準です。」
5,600万円(川越市脇田町・70坪) 木造 郊外・単身型
川越市脇田町
JR川越線・東武東上線
「川越」駅 徒歩15分
建物:1K×8戸(木造2F)
総建築費
5,600万円
自己資金
1,100万円
借入(ローン)
4,500万円
月返済額
14.9万円
想定家賃収入(満室時)
368,000円/月
月次CF(満室時)
+219,000円
※CF=家賃収入-ローン返済額。管理費・修繕費・空室リスク等を別途考慮
※RC系建築・経営コンサルティング歴20年以上・累計440件以上の案件支援
「川越市は2路線利用で都心へのアクセスが確保されており、郊外エリアとしては賃貸需要が安定している部類に入ります。70坪・木造2階建て・1K8戸というスケールメリットを活かした構成で、建築費は5,600万円に抑えながら月次CFが21万円台と郊外物件として健全な水準です。全室1Kのため、繁忙期に退去が集中するリスクを想定し、2〜3ヶ月分のローン返済相当の運転資金を手元に確保しておくことを強くお勧めします。」
4,700万円(柏市柏・55坪) 木造 郊外・単身型
柏市柏
JR常磐線・東武野田線
「柏」駅 徒歩15分
建物:1K×7戸(木造2F)
総建築費
4,700万円
自己資金
900万円
借入(ローン)
3,800万円
月返済額
12.6万円
想定家賃収入(満室時)
329,000円/月
月次CF(満室時)
+203,000円
※CF=家賃収入-ローン返済額。管理費・修繕費・空室リスク等を別途考慮
※RC系建築・経営コンサルティング歴20年以上・累計440件以上の案件支援
「柏市は常磐線・東武野田線の2路線が使える郊外拠点都市で、周辺大学や商業施設への通勤・通学需要を背景に単身向け賃貸の需要が一定程度見込めるエリアです。55坪・木造2階建て・1K7戸という構成は建築費4,700万円と参入しやすい水準ながら月次CFが20万円台と安定しています。郊外立地は駅からの距離が入居判断に直結しやすく、自転車置き場の充実や宅配ボックスの設置といった小さな差別化設備が稼働率に大きく影響します。設計段階から入居者目線の仕様を盛り込んでおくことをお勧めします。」
■ 数値の前提条件
建築費=坪単価×延べ床面積(土地面積×1.5)×1.3(付帯工事費込)/ローン返済:金利2%・35年・元利均等返済(月返済係数0.003314)/家賃収入は2026年時点の周辺相場を参考にした満室想定値 /CF は家賃収入からローン返済額を差し引いた概算値であり、管理費・固定資産税・修繕積立金・空室損失等は含みません。実際の収支は個別条件により大きく異なります。
実際、いくらで建てた? ー 首都圏のアパート建築相場実例
イエウール土地活用のご成約者様へのアンケートをもとに、実際のアパート建築費用や収益をご紹介します。一人ひとりの体験談から、あなたの建築計画のヒントを見つけてください。
| エリア・区市 | 建築費 | 構造 |
|---|---|---|
| 埼玉県 草加市 | 501〜750万円 → | 鉄骨造 |
| 千葉県 松戸市 | 501〜750万円 → | RC造 |
| 千葉県 市川市 | 2,000万円 → | 木造 |
| 埼玉県 春日部市 | 2,001〜3,000万円 → | その他 |
| 群馬県 高崎市 | 3,000万円 → | 鉄骨造 |
| 神奈川県 川崎市 | 3,001〜4,000万円 → | 鉄骨造 |
| 栃木県 小山市 | 5,001〜6,000万円 → | 鉄骨造 |
| 埼玉県 さいたま市 | 8,001〜9,000万円 → | 鉄骨造 |
| 千葉県 東金市 | 1億〜1.5億円 → | 木造 |
| 埼玉県 戸田市 | 1億〜1.5億円 → | RC造 |
【掲載している体験談について】本ページの体験談は、2023年2月時点までに土地活用を完了されたイエウール土地活用のご成約者様を対象に、運営事務局が2023年にメールにてアンケートを実施し、ご回答いただいた内容をもとに作成しています。費用・収益・利回りなどの数値はご本人の回答をそのまま掲載しており、個人が特定できないよう氏名・住所等の情報は非公開としています。費用・相場は取得当時のものです
501〜750万円(埼玉県草加市~80㎡)
「草加市は東武スカイツリーラインの沿線で都心へのアクセスが良く、単身・ファミリー双方の賃貸需要が見込めるエリアです。80㎡以下の小規模地での10戸・鉄骨造は容積率の使い方次第で収益性が大きく変わります。利回り3.70%は相続税対策目的であれば許容範囲ですが、単純な投資回収を目的とする場合は厳しい水準です。相続税評価額の引き下げ効果と合わせた”トータル収支”で判断することが重要で、税理士との連携を前提にした事業計画を初期段階から準備してください。」
「松戸市はJR常磐線・新京成線が走る千葉県北西部の主要都市で、都心通勤圏として単身者・ファミリー双方の賃貸需要が安定しています。80㎡以下の小規模地にRC造12戸を実現した点は設計上の工夫が窺えます。利回り3.80%は相続税対策メインと考えれば合理的ですが、RC造は耐用年数47年と長い反面、建築コスト・修繕費も高くなる傾向があります。長期修繕計画を初期から組み込み、将来の大規模修繕に備えた積立を事業計画に明示することをお勧めします。」

「市川市は東京都心に近接する千葉県内でも人気の住宅エリアで、単身者の賃貸需要は安定しています。80㎡という小規模地で4戸・木造・利回り7.33%は、ターゲットを単身者に絞りペット可にすることで差別化した好事例です。ただし木造の耐用年数は22年と短く、築15年前後から修繕費が増加しやすい点に注意が必要です。4戸という小規模ゆえに1戸空室で収益インパクトが大きくなるため、空室リスクを見込んだ保守的な収支計画と早期の修繕積立を強くお勧めします。」
2,001〜3,000万円(埼玉県春日部市200㎡〜)

「春日部市は東武アーバンパークライン沿線で埼玉東部の中核都市ですが、都心からの距離を考えると賃貸需要の質・量ともに慎重に見極める必要があります。この事例が示す通り、広大な土地は取得コストが利回りを圧迫しやすく、中古取得+リフォームは費用が読みにくい点がリスクです。駐車場の外部貸出による収益補完は有効な手法です。収益性の計算は”満室想定”ではなく空室率10〜15%を織り込んだ保守的な収支計画を前提にし、物件取得前に複数の管理会社から賃料査定を取ることを強くお勧めします。」
3,000万円(群馬県高崎市200㎡)
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「高崎市は北関東の中でも人口が安定しており、駅周辺の賃貸需要は底堅いエリアです。200㎡・準住居地域・容積率200%という条件で鉄骨造8戸・3,000万円台は、地方都市としてコスト効率の高い選択です。ただし利回り7.57%は一見良好ですが、地方ほど将来的な人口減少の影響を受けやすいため、築年数が上がった際の家賃下落リスクを保守的に見込んだ長期収支計画を必ず用意してください。相続対策目的の場合は税理士との連携も早期から行うことを推奨します。」
3,001〜4,000万円(神奈川県川崎市〜80㎡)
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「川崎市・武蔵小杉エリアは再開発が進んだ高需要エリアですが、〜80㎡という非常に小さい土地での建築は設計の自由度が限られます。4戸・3,000万円台で利回り8%を確保できているのは、このエリアの賃料水準の高さによるものです。小規模土地ほど建築費の割合が相対的に上がるため、複数社の見積もり比較と、将来の修繕積立計画の精度が収益の明暗を分けます。投資ポートフォリオの一部として位置づける場合は、流動性の低い不動産の比率が過大にならないよう資産全体のバランスも意識してください。」
5,001〜6,000万円(栃木県小山市200㎡超)

「小山市はJR東北本線・両毛線・水戸線が交わる北関東の交通結節点で、製造業や物流拠点の集積から働き手の賃貸需要が安定しているエリアです。200㎡超の土地に鉄骨造8戸・利回り7.88%は地方都市として収益性の高い構成です。ただし地方都市全般に言えることですが、今後の人口動態を慎重に見極める必要があります。2LDKのファミリー向け間取りは単身需要が主流の近年のトレンドとやや逆行するため、周辺の競合物件・入居者層の変化を定期的にモニタリングし、必要に応じて設備グレードや賃料設定を柔軟に見直す運営姿勢が長期安定の鍵です。」
8,001〜9,000万円(埼玉県さいたま市~120㎡)
「さいたま市は首都圏有数の人口規模と安定した賃貸需要を誇り、再開発エリアの駅近物件は中長期的な資産価値の維持が期待できます。鉄骨造6戸・利回り5.60%は建築費が高い都市近郊としては標準的な水準ですが、投資回収の観点では長期視点が必要です。家賃保証(サブリース)を活用している場合は、保証賃料の見直し条項と解約条件を契約書で必ず確認してください。再開発後の地価上昇を考慮したトータルの資産価値で評価することが、このエリアでの不動産投資の正しい判断軸となります。」
1億〜1.5億円(千葉県東金市〜160㎡)
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「千葉県東金市は東京圏郊外に位置し、地価が低い分、建築費が総投資額の大部分を占める構造になります。〜160㎡・木造8戸で1億〜1.5億円・利回り9%はこのエリアとしては収益性の高い結果です。ただし郊外エリアほど入居者の車依存度が高いため、駐車場の確保や周辺の生活利便性が入居率に直結します。また家賃を高めに設定する戦略は周辺相場とのバランスが重要で、強気な設定が長期空室につながるリスクもあるため、定期的な相場の見直しをお勧めします。」

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1億〜1.5億円(埼玉県戸田市〜160㎡)
「戸田市は荒川沿いに位置し、液状化・洪水ハザードの確認が特に重要なエリアです。この事例のように1階を嵩上げした設計は、保険料の観点でも入居者の安心感という観点でも非常に合理的な判断です。〜160㎡・RC造10戸・1億〜1.5億円・利回り8%は首都圏近郊として標準的な水準ですが、RC造は大規模修繕の周期と費用が木造より大きくなるため、10〜15年後の修繕積立を月次収支に組み込んだ計画を初期段階から持つことが長期安定経営の鍵です。」
首都圏のアパート建築費、まとめと次のステップ
ここまで、神奈川・埼玉・千葉のエリア別建築費相場と実際の体験談を見てきました。
「自分のエリアだといくらになるの?」という方も多いと思います。
最後に、この記事のポイントを整理しておきます。
- 首都圏3県の建築費は地方の1.5〜2倍水準:神奈川・埼玉・千葉は東京より安くても、地方と比べると依然として高い水準にあります。
- 「県」より「駅からの距離・都心へのアクセス」で考える:同じ県でも数十万円単位の差が出るのが首都圏の特徴です。
- 安い土地ほど付帯工事費(建物本体以外にかかる工事費)が膨らむケースが多い:造成費・地盤改良費(地盤が弱い場合に建物を安全に建てるための補強工事)は、契約前に必ず確認が必要です。
- 建築費と家賃収入のバランスで判断する:建築費の安さだけを見ても、収益性は判断できません。
- 修繕費・空室リスクを見込んだ長期収支計画が安定経営の鍵:満室想定の収支計画は楽観的すぎるリスクがあります。
建築費の次は「プラン比較」が重要です
首都圏のアパート建築費は、同じエリア・同じ構造でもハウスメーカーによって数百万円単位の差が出ることがあります。
1社だけの見積もりで判断せず、複数社の無料プランを比較してから建築会社を選ぶことが大切です。
コスト最適化と長期的な収益の安定、どちらにも直結するステップです。
※RC系建築・経営コンサルティング歴20年以上・累計440件以上の案件支援
「首都圏でアパートを建てるうえで、最初にすべきことはエリアの賃貸需要の確認です。建築費の比較は、需要が確認できてから初めて意味を持ちます。建築費が安いから、という理由だけで土地や構造を選んでしまうと、入居者が集まらなくなった段階で取り返しがつかないケースがあります。複数のハウスメーカーに依頼して、賃料査定・収支計画・修繕計画まで含めた提案を受けてから判断してください。私の経験では、この比較ステップを省いた方ほど、5〜10年後に後悔するケースが多い印象です。」